大空あかりはトップアイドルになれるのか・・・

アイカツ!4期がスタートしました。大好きな作品なので、たまには真面目に感想を。

いろいろ書いておりますので、嫌な気分になるかもという方は避けて頂ければ幸いです。

 

というのも、なんとなく最終回の気配が見えてきて、結末が気になり始めたのです。

(最終回の気配、1つはコレクションアイテムの発表。もう1つはあかりジェネレーションが2年目に入ること。)

 

あかり世代のクライマックスといえば、もちろん気になるのは、大空あかりが最終回までにスターライトクイーンになれるのか、ということです。

(成れなくてもいいけれど、そしたらどう終わるのか。俺たちの戦いはこれからだ!=「♪ここがスタートライン」なのか)

 

主人公の座に落ち着いてからのあかりちゃんは、実にポジティブです。

スペシャルアピールを出せずにボロボロになっていた、97話の大空あかりはもういません。あの回を最後に、悩んだりへこんで涙を流すという場面が無いのです。このこと自体は構わない。アイカツでは「涙」という表現を重く扱っているというのは知られた話だし、泣けば話が面白くなる訳でもない。ただ、ただ、下っ端のアイドルにとってはピンチがチャンスです。彼女たちの先輩であるいちご世代のアイドルたちも、自分のパフォーマンスレベルやアイドルとしての在り方など、様々な悩みにぶち当たり、その度に悩み、考え、助けられ、気付き、崖を登り、そうして1つ1つ成長して人気アイドルの仲間入りを果たしました。初めの2年間で描かれてきた通り、たくさんの出来事を潜り抜ける中で、やっと周りから「トップアイドル」と認められる存在になったのです。

さて。ピンチに涙はつきものです。でも、大空あかりは泣かない。(まずピンチ=成長イベントらしきものも少ない気がしますが)周りの子が不安そうな様子を見せれば、明るく励ます。「大丈夫だよ!」「とにかく頑張ろう!」「練習するしかないんだもん!」「大丈夫だよ!」「とにかく頑張ろう!」「練習するしかないんだもん!」・・・うん、明るさはあかりちゃんの長所だよね。でもあかりちゃん、きちんと考えてるのかしら。勢いで根性論的なことばかり言ってないかしら。この子、スターライトクイーンになるとか言っちゃって大丈夫かしら。

そりゃあ、アイカツに根性は欠かせません。「スポ根モノ」と言われることにも違和感は無い。でも、これまで頑張ってきた先輩たちは、ただただ無根拠に「頑張る!」だけでは絶対にうまくいかず、むしろ闇雲なトレーニングは駄目(あおいちゃんがキラキラッターにハマる回で明言されている)とまで言われていました。だからこそ、各々が自分のやるべきことは何なのか、悩んで迷って涙を流して、根性だけではどうにもならない壁を崩してきたはずです。つまりです。あかりちゃんが何か考えている、悩んでいる様子がほとんど見えないのが不安なのです。何も考えずにただ根性で突っ走ってるように見えてしまうのです。

こんなハードなアイカツの世界でトップに立っていた美月さんは、元々の才能に加えて努力を惜しまず、トップとしての高い意識を持ち、自分ひとりに留まらないアイカツ界全体を見据えた目標を掲げて挑戦を続けていましたし、後にトップになったいちごちゃんも、やはり努力をする天才型アイドルでした。一方です。劇中で言われている通り、あかりちゃんは凡人です。一度オーディションに落ちた凡人です。才能のあるアイドルたちが悩みながら努力し続けてやっと叶えられたものと同じ目標を、気合だけの凡才アイドルが掴めるはずないのです。

これでこのまま「とにかく頑張る!」方向で進んでほいっとクイーンになって、それもまたアイカツだね、ということでしたら、だよねー!と言うしかないのですが。

私ね、あかりちゃん大好きなんです。居るだけで画面が明るくなる存在感。応援したくなるキャラクター。可愛さ。せっかく「これは私のストーリー」だと気付いて歩きだしたのに、言うことは先輩の受け売りばかり。なんだか可哀相になってきます。いちごちゃんがあかりちゃんに語った言葉は、決して美月さんの受け売りばかりではなかったはずなのに。

これからの展開は分かりませんが、自分のするべき努力をきちんと考えて行い、成長していく、自分の気付きを自分の言葉で後輩に伝えられる、そんなあかりちゃんを見られるときがくればいいなあ、と思っています。